2012年6月4日月曜日

大國魂神社流鏑馬2012

大國魂神社(東京都府中市)で行われた流鏑馬を見学してきた。

大國魂神社では、毎年5月5日に神職が射手を務める流鏑馬が行われている。
ただ、静止した馬に跨り矢を放つ儀礼的な流鏑馬が行われている。

戦後(およそ60年前)まで大國魂神社では疾駆する馬に跨る流鏑馬が行われていたそうだ。
残念ながら大國魂神社に記録が残っていないので詳細が分からない。

大國魂神社では、毎年5月3日に競馬式[こまくらべ]が行われている。
けやき並木を6頭の馬が3往復している。
競馬式のように、けやき並木で流鏑馬が行われていたのではないかと思われる。

古代から馬と深い関わりのある府中で60年振りに再開された流鏑馬は有意義なことだと思う。

レポートとスライドショーを作成したので、よろしければご覧ください。

4 件のコメント:

zafura「はな乃みち」 さんのコメント...

初めまして。
岬めぐりさんからこちらのHPを教えて頂いて、以前より拝見させて頂いております。豊富なデータと見事な写真の数々に圧倒されています。
府中は、私自身にとって身近ですので思わずコメントしました。
いわゆる流鏑馬に関する資料が神社に無いのは残念ですね。かつての斉行場所と思われる馬場大門けやき並木は、昭和31年(1956)に甲州街道バイパス(新甲州街道20号線)開通以前、京王線踏切(現在高架)から北詰鳥居(今は無い)まで遮るもの無しでしたから優に直線300m以上はありましたし、大正5年(1916)鉄道開通以前は560m丸々使える状態だったと思われます。
 大国魂神社参道脇の小石敷きを奔るので、埒下に網を張り巡らしたりトンボで均したりと工夫され、戸山流の方々の日頃の精進と併せて繊細な心配りが目を引きました。
 「やぶなび」を拝見するのが益々楽しみになってきました。
今後とも、宜しくお願い致します。

やぶなび さんのコメント...

>zafura「はな乃みち」さん

初めまして。
コメントありがとうございます。
私も岬めぐりさんにお世話になっています。

南北のけやき並木は、東西の甲州街道と京王線の影響を受けていたのですね。甲州街道のバイパス開通、京王線の開通とけやき並木は交通の影響を受けて現在の姿があるということですね。そうなると、時代によって流鏑馬や競馬式は、微妙に場所を変えていた可能性がありますね。古代から交通の要衝だった府中らしい変遷ですね。大変参考になりました。

埒の網は効果があったと思います。私は的側で撮影しましたが、小石が顔に3~4個あたりました。見学エリアの小石対策としては万全だったと思います。ただカメラマンは撮影しにくかったことと思いますが。

またお気付きのことがありましたらコメントお願い致します。
やぶなびに活かしていきたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。

岬めぐり さんのコメント...

んん!?
的側からということは今回もオフィシャルカメラマンとして撮影でしょうか?
スライドショー見せていただきましたが想像以上に雰囲気のある良い馬場ですね。
落葉樹が多そうなので新緑の頃も良いですが紅葉の頃も良さそうですね。
馬場と観客席の間が大きく開いているようなので一般のカメラマンもさぞかし撮り良いのかと思いきや・・・。
うーん、カメラマン泣かせの網が・・・。
結構目の細かそうな網のようでこれが変な風に乱反射して写真に影響するかもしれませんね。

それにしても写真を見る限り戸山流の射手の皆さん、めきめき弓馬の腕を上げられているようですね。

やぶなび さんのコメント...

オフィシャルカメラマンとして撮影してきました。

この日は、曇りで時折日が差し込んでいましたが、木漏れ日程度で終始日影の馬場でした。季節によっては色々の景色が楽しめそうな雰囲気の良い馬場でした。

走路は参道の石畳の脇の玉砂利でした。ビー玉やパチンコ玉くらいの小石が敷きつめられていたので、網が張られたようです。見学するだけならそれほど支障はないと思いますが、撮影となると・・・困った状態です。

戸山流は、赤城から町田、府中と奉納場所を増やしていて、ここ最近一番勢いのある団体のような感じがします。もちろん弓馬術あってのものだと思います。