2011年1月8日土曜日

戦前絵葉書に見る鶴岡八幡宮流鏑馬神事

先日、戦前に販売されていたと思われる絵葉書を購入した。
鶴岡八幡宮の流鏑馬神事の絵葉書だ。

たまたま古書店で見かけて買ってみた。
値段を見たら、正直ためらった・・・忘年会の会費と同額だったからだ。

それ以前にも古書市で戦前の絵葉書を見かけたことがあるが、1枚100円~200円くらいで販売されていた。8枚セットで絵葉書を入れてある袋もあり、状態も良かったので、あの値段だったのだと思う。

絵葉書は、現在でも毎年9月16日に行われている弓馬術礼法小笠原流による流鏑馬神事だと思う。行事の流れは、最近の流鏑馬神事と大きく違う点はないようだ。見物人の服装や警固している警官の白い制服が目に留まる。

絵葉書8枚の内訳は、下記の通り(もしかしたら順番が違うかもしれない)。
1.弓渡式 2.神酒拝戴式 3.馬場入其ノ一 4.馬場入其ノ二
5.祝詞奏上 6.揚ゲ扇 7.流鏑馬 8.幌引

絵葉書の撮影日を特定しようとネットを検索していたら、『鶴岡八幡宮年表』という本を見つけた。
鶴岡八幡宮の歴史を年表形式でまとめている。

年表によると、大正8(1919)年から弓馬術礼法小笠原教場が流鏑馬を執行している。
絵葉書は大正8年から昭和19年までの間に撮影されたものと推測できるが、撮影日の特定にまで至らなかった。

ネットを検索していたら、警官制服の変遷を解説しているサイトを見つけた。明治から現在まで、制服のデザインは何度も変更されている。時代によって、サーベル、短刀や拳銃といった携行品も違っているようだ。もしかしたら、制服を調べたら撮影年を絞れるかもしれない。

ページを作ったので、よろしければご覧ください。

戦前絵葉書に見る流鏑馬神事
https://sites.google.com/site/yabunavi/home/list1/tsurugaoka/postcards

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